外で遊ぼ!
今号のテーマ“遊”に純粋に、子どもの頃みたいに体を動かして遊んでみよう!ということで「遊び」に関する著書をたくさんお持ちの、葉山在住・ながたはるみさんを訪ねました。
ながたさんの案内で向かったのは、葉山御用邸のすぐ近く、海の見える広場です。私たちにとってはお母さん世代のながたさん。一緒に並んで歩いていると、なんだか懐かしい気持ちがするから不思議。道すがら、ステキな家の前で立ち止まったり、植物の前で立ち止まったりしながらいろいろな話をしてくれます。
そういえば子どもの頃、外を歩いていて気になる花や虫を見つけたら、近くにいたお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんにすぐ聞いたっけ。そうしたらすぐ答えてくれた。今は自分たちがその役割をする大人になったけど、聞かれても何にも答えられないかも。それってちょっと寂しいよね。
と、へこんだのもつかの間、広場に到着。久しぶりに見る広い地面に、すでにワクワク度はマックスに。
まず始めにながたさんが勧めてくれた遊びは、その名も「雑巾」。木の枝を拾って、言われた通りに地面に図を描いていくと……納得!まさに大きな「雑巾」の絵を描いたみたいになりました。ルールはいたって簡単。

【ゲーム説明】
雑巾:A陣とB陣に分かれて競います。
【1】親が1に石を入れたら、1を飛び越して2からケンケンパーで進みます。
【2】親は13・14でのできるだけ前で子の来るのを待ちます。
【3】子は親の後から同じように進みます。13・14で足の位置が動いたりしたらアウトです。
【4】子の一番後の人から戻っていきます。13・14の両足立ちから足を動かさないで12に片足で戻るのは、とても難しいのです。
【5】親は2で片足立ちのまま石を拾い1を飛び越えて戻ります。今度は2に石を入れて、2を飛び越えて3・4に両足立ちで進みます。早く14まで石を投げて戻ってきた方が勝ちです。
次にみんなで遊んだのは「長縄とび」。みんな小学校以来の長縄とびです。ただ順番に入って行くだけなのに、昔のように入るタイミングがなかなか掴めないのはなぜ!?
最初にした雑巾も長縄とびも、ジャンプする遊び。大人になった今、ジャンプすることなんてほとんどないから、みんなすぐに息が上がって〝ゼーゼー〟。お互いのくたびれ具合を笑い合って、子どもの頃とは違う意味でけっこう楽しい。
この他にも「だるまさんがころんだ」をしたり、子どもの頃の自分を思い出すことしばしば。今の自分とあの頃の自分が飛び跳ねて重なって、いろんな想いが行ったり来たり。
帰り道、ながたさんに「楽しかったでしょ?」とニコニコしながら聞かれて、「はい!」と元気よく返事をした私たち。「童心に返って遊ぶことはストレス解消になるし、自分が何よりも楽しい」とながたさんが言っていたように、子どもの頃の遊びは、大人になった今でも純粋に夢中になれることに気付きました。
ながたはるみ
- 1944年・長崎生まれ。イラストレーター、エッセイスト。「遊び図鑑」「植物あそび」「葉山情景」など著書多数。現在、農業共済新聞で「こども遊び図鑑」を連載中。































