メンター制度にアセスメントツール giraffe[ジラフ] を取り入れてみた

2019年12月11日更新

メンター制度にアセスメントツール“giraffe”を取り入れてみた

近年、新人や若手の早期離職を防止するために、メンター制度を導入/検討している企業が増えています。

「新人や若手の離職防止のために、メンターによるメンティーへの働きかけを期待する」
「世代を離れた上司・部下の距離を縮めるために、中堅社員にメンターとして活躍してもらいたい」
「次期リーダー候補の社員にマネジメントスキルを身につけるためにメンターとして1年間、活動してもらう」

理由や背景は様々ですが、中堅社員に"メンター"という役割を与えることで、
組織の活性化、新人・若手の育成支援や離職防止、
ひいては関係社員のエンゲージメント向上・組織への帰属意識の向上をねらいとする企業さまが多いようです。

(※「メンター」とは、現場での指導者・OJTとは別に、斜めの関係で、新人や若手、
 支援が必要な社員の相談にのったり、サポート・フォローしたりする立場のことを指します)

しかしながら、メンターは、現場での業務を指導していくOJTに比べると、
役割の境界線が漠然としてしまい、メンター自身が悩んでしまうというケースが少なくないようです。

メンター制度でよくありがちなお悩み

メンターの方が抱えがちなお悩みとしては、以下のようなことが挙げられます。

・制度導入の意図や自分の役割をイマイチ把握できない
・面談時に何をどのようにヒアリングしたら良いのか分からない
・メンターに対してどこまで踏み込んだ話をして良いか分からない
・メンティーに悩んでいる様子が見受けられず、面談が雑談の場となってしまう

先日、とあるお客さま(人事のご担当者)からもこのようなご相談を受けました。

うちの会社では月に1回、メンターとメンティーとで面談を行っています。
人事としてはそれでうまく制度が成り立ってくれれば・・・と思っていたのですが、
現場からは「正直、面談で話すことがない」という意見が複数上がりました。

たしかに、よくよく考えたらメンティーだからといって
必ずしも皆が皆何かしらの悩みを抱えているというわけではないですしね・・・

メンティーに悩みがないのは、それはそれで良いことですが、
メンターやメンティー両名にとって、面談で話すことがないと、
「何を話したら良いのか分からない・・・」「何のためにこの場が設定されているのか分からない・・・」、
となってしまい、面談の場そのものがストレスになる、という事態に陥ってしまいます。

そんなときに役立つのが、giraffe

そこで、giraffeの出番です。
giraffeとは、らしく社が開発・提供している、一人ひとりの人材の“見える化”をはかるアセスメントツールです。
具体的には、WEB上で106問の設問に回答いただくことで、その人材の特性や考え方、行動傾向を可視化します。

メンター・メンティーの面談の場で、giraffeの結果シートさえ置いてあれば、それが話すネタになります。

メンティーが自分の結果をメンターに開示することで、あるいは、メンターも自分の結果を
メンティーに開示することで、面談時の手持無沙汰な空間を解消することができます。

具体的には、
・自分の結果についてどう思っているか
・相手の結果についてどう思うか
・仕事で活かしていきたい自分の特性は何なのか
などをお互いに話し合うことで、より有益な面談を実現できます。

メンターが「困っていることはないの?」と直接質問を投げかけるよりも、
giraffeの結果について話し合うことで、メンティー本人さえも自覚していなかった
普段の悩みや苦手な分野についての話を引き出せることもあるのではないでしょうか。

また、giraffeは同一社員であれば何度でも同じ費用で受検ができるので、
定期的にご受検いただき、その変化について一緒に考察していく、という使い方もできます。

実際にgiraffeをもとに面談をやってみてもらいました

さっそく、先日ご相談いただいたお客さまの現場でgiraffeを使ってみてもらいました。

giraffeの結果の紙1枚があるのと無いのとでは、やはり面談の話のしやすさが変わってくるそうです。
(もちろん、あったほうが話しやすい)

また、受検結果についてご本人に詳しくヒアリングすることで、
今まで知らなかった一面まで知ることができた、という声も多かったです。

いくつか、メンター・メンティーの感想を人事のご担当者さまより共有いただいたので、ご紹介します。

◆メンターより

今までの面談は正直“形式的”にしているという感じだったが、
今回giraffeを使ってみて、初めてちゃんと有意義な面談ができた、と思った。

自分が担当しているメンティーに対しては今まで大人しい印象しか抱いていなかったが、
giraffeの中の「話し好き」という項目が高かったので本人に聞いてみたら、
「仲良くなるまでは時間がかかるけど、ある程度の仲になったらよく喋るんです」とのこと。

面談で少しずつ仲良くなれていると思うので、これからの面談も楽しみに思えた!

◆メンティーより

今までの面談では「最近仕事はどう?」「〇〇さんとは上手くやってる?」ということを聞かれることが多かったです。
正直1か月じゃ状況はあまり変わらないし、困ったことがあってもその場で上司に相談して解決していたので、
この面談ってやる意味あるのかなぁ…なんて思っていました。

でも今回giraffeを使ってみて、初めて自分の性格とはパーソナルな部分についての話になりました。
実は「人見知り」ということを打ち明けたら、メンターも同じだったようで、ちょっとスッキリしました。

今まではこういう話になることがなかったので、giraffeみたいなきっかけがあって良かったなと思いました。

◆メンターより

今回の面談ではまず始めにお互いのgiraffeの受検結果を見せ合ってみました。

メンティーの結果を見て意外だと思ったのはモチベーションの「お金・収入」です。
普段はなかなかお金や給与の話って改めてできないけど、
こういう結果があったからこそ率直に「モチベーション、お金なんだ?」と聞いてみました。

本人は「あんまり意識していなかったけどそうなのかもしれない」とのことでしたが、
そこから、何があると仕事が頑張れるのか、どういう環境だったら働きやすいのかなど、
普段よりも深い話をすることができて良かったです。

また、今まではメンティーの話を聞く一方でしたが、
今回初めてメンターである自分自身についても自己開示できてよかったです。

◆メンティーより

今まで、自分のメンターに対して「この人は何者なんだろう?」と思っていました(笑)
もちろん部署や普段やっている業務内容は分かっていたけど、何を考えているのか読めず、
相談したいことがあっても相談しづらい感じでした。

でも、今回giraffeの結果の見せ合いをしたことで、少し話しやすくなりました。
自分自身の話はもちろんですが、メンターである先輩の話も聞くことができて良かったです。

「私、実は傷つきやすいんだよね(笑)」と言われてのはとても意外でしたが、
完璧な人に見えてもそういう一面があるんだ、と知れたことは新たな発見でした。
今までよりも相談しやすい関係になれたかな、と思っています。

ご参考

giraffe付き≫メンター研修プロジェクト(計3回)